靖国神社問題を考える

靖国神社問題を考えてみたいと思います。

毎年、終戦記念日近くになると
「○○元首相は“公人”として参拝」
「○○議員は“私人”として参拝」とか色々ニュースになっています。
(もっともココ数年は小泉首相の言動が注目を浴びてますが)

そしてその度に、韓国や中国の人が怒っているニュースが画面に映っています。
毎年繰り返されるその光景を見ながら、
「そんなにゴチャゴチャ言われるなら行かへんかったらいいやん」と思って
しまうのは私だけでしょうか。

そもそも「靖国神社に祭られているのはどういう人なんだろ」と思って調べて
みたところ、1853年にペリーが来航してから第2次世界大戦が終わるまでに
「日本の国を守るために」亡くなって人たちを祭っているようです。
http://www.yasukuni.or.jp/annai/index.html

小泉首相等が参拝する理由は、
「国のために尽くした先人に、国民の代表者が感謝し、平和を誓うのは当然のこと」という
考えがあるようです。
そこで問題になっているのが「政教分離」と「A級戦犯が合祀」されていることでしょう。

例えば国が戦争で亡くなった人をすべて公に祭るような施設を持っていれば「政教分離
の問題はクリアーできると思いますが、「祭る」という行為は(当たり前ですが)
宗教とか切っても切れないわけで結局は、靖国神社という1つの宗教法人に任せないと
いけないわけです。

そういうわけで「誰を祭る」かの最終決定権は宗教法人である靖国神社にあり
A級戦犯も「国のために亡くなった」という理由で合祀されているわけで、
それが近隣諸国との軋轢を生んでいるわけです。

というわけで↑が一般的な事情ですが、私の考えとしては公人であっても私人で
あっても国の業務を司る人は「参拝すべきではない」と思います。

確かに過去を鑑み、平和を思う気持ちは非常に大切ですが、その想いは靖国神社への
参拝以外であらわして欲しいと思います。
それがやはり近隣者国の方に対する「誠意」だと私は思います。